カンボジアもコロナ規制がなくなり普通に入国できるということで、タイから陸路国境を越え行ってみた。
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アランヤプラテート/ポイペトの陸路としては1番メジャーな国境。
しかしてそんなメジャーな国境でも、カンボジアの陸路国境はワイロや過剰請求のリスクがある。
これ↓は2017年の話だが、当時は$5とか100バーツの追加請求をいただき、丁重にお断りした。
そして5年経った2022年、今回は実に3,000バーツ!もの請求をいただき、しかもかなりしつこかったので警鐘もかね紹介しておく。
■1年マルチは$50
カンボジアは国境でアライバルビザが取れる。
普通は1ヶ月の観光ビザか一般ビザ(Ordinary Visa)を取る。
一般ビザとはビジネスビザのことで、そのほうが長い延長ができる。
そしてそれ以外に、1~3年の、30日に1回必ず出国が必要となるマルチビザがある。
それも観光とビジネスがあり、ビジネスのほうが高い。
ビジネスの場合、
- 1年:$50
- 2年:$75
- 3年:$100
のはず。
自分がほしいのはこの1年マルチであった。
なおカンボジアのビザには略号があり、ビジネスビザの場合頭文字が「E」になる。
1年のマルチビザは「E1」になるので、これで伝えると間違いがないと思う。
■価格改定で3,000バーツ?!さらに即時改定で300バーツw
そして冒頭書いた通り、2022年は請求額が実に3,000バーツとなった。
トボけ続けるとだんだん下がり最終的に諦めたが、実にしつこかった。
1年マルチは3,000バーツだ
普通の観光ビザや一般ビザは窓口に価格が掲示してあり、役人が余計な請求するのをしづらくしてある。
が、1~3年のマルチビザは対象国も限られた特殊なビザなのでそういう掲示がない。
そのせいかしれっと高い値段を言ってくるのだが、今回は実に3,000バーツ、約12,000円を要求してきた。
窓口の外に案内係のやつがいてそいつがしかけてくるのだが、本来の価格$50の実に倍額である。
しかも「前は$50だったが今は違うんだ」と真顔で嘘を言ってくる。
トボけまくって対抗→なぜか価格改定w
で、どうしたかというとまず3,000バーツと言われた瞬間、しれっとわからないフリをして
「えーとドルだと$50かい?」
と言いつつパスポートと$50を出す。
すると渋い顔をして次は
「前はそうだが今はプラス300バーツだ」
と次の嘘を繰り出してくるお役人様w
$50+300バーツだとさっきの3,000バーツの半額くらいまで下がるわけだが、なんだその即時の価格改定( ̄▽ ̄
あまりにも真顔で何度も繰り返すのでホンマに価格変わったんか?と思ったりもしたが、そんな急に価格がだだ下がりするなんてあり得ない。
やっぱ不正請求だよねと(^_^;)
やっぱ不正請求だよねと(^_^;)
ついにあきらめる
そして窓口の中の役人が不安そうに見守ってる中さらに押し問答、
「300バーツ」「$50でしょ?」「300バ(以下繰り返し」
を経て、ついに諦め$50の挟まったパスポートを窓口にバサッと放り出すお役人様。
窓口の中の役人になんで?ほんと?と聞いたりしたので、同僚の前でさすがにツラくなったのだと思われる( ̄▽ ̄
板挟みにしたマジメそうな役人さん、ゴメンよ( ̄▽ ̄
いやでも悪いのあいつだからよ( ̄▽ ̄
写真がないと200バーツだ
しかしお役人様はまだ完全に諦めてはいなかった。
諦めたらそこで試合終了、きっと恩師は安西先生だ。
カンボジアのビザ取得には写真が必要で、持ってきてない場合は、数年前だが空港で$2徴収された記憶がある(うろ覚え)。
しかしてポイペト国境ではその相場が違う、実に写真なしの言い値は200バーツ≒$6なのだ!
$2と数字だけ似せて騙せると思ってるらしいが、自分はちゃんと写真を持ってきてたので聞き流して写真を渡し終了。
ついに試合終了のホイッスルが鳴った瞬間であった。
■正規料金を知っておき、そしてトボけろ!
数年前のポイペト国境は不正請求はされるもののかなりマイルドで、断ればあきらめる感じだった。
が、今回はほんっっとおおおにしつこく、ほんまに価格変わったんかな?とかすかではあるが頭の片隅で考えてしまうほどであった。
なんとか余計なお金を払わずに突破したが、その際の教訓をまとめておきたい。
正規料金を調べておこう
まず何よりダマサれないために、本当はいくらなのか事前に知っておくのが大事に思う。
そしてちょっきりの額を用意しておく!
それをパスポートに挟んで手渡し、その後の押し問答に望むのだ。
今回もしれっと$50札を出した瞬間、ちょっと向こうがひるんだのを感じた。
次にまたカンボジアに来るなら、そのとき取る予定のビザ代ちょっきりのUSドルを残しておくのがいいかもしれない。
無垢な心でNO
あとは既に書いたが、とにかくトボける!に尽きる。
言葉がよくわからんフリして、ひたすら
「$50でしょ?」「いやわからないよ$50でしょ?」「なんで?$50でしょ?」「(他の役人に向けて)なんで?$50だよね?」「(以前取ったビザを見せて)これ$50でしょ?」
を繰り返す。
特に他のマジメそうな役人に向けて言ったのが効いたような気がする。
このときに、怒らないのがいいと思う。
絶対の権限は向こうにあるので、ただただ無垢な顔(・∀・)でボクわからないよを繰り返し正規の料金を主張するのだ(笑)
■我カンボジア潜入に成功セリ
そんなわけで何とか正規の料金で1年マルチビザをゲットし、首尾よくカンボジア入国を果たした僕様。
なお入国審査ではやはり1年マルチは珍しいらしく、若い(新しいひとかな?)審査官が不審がって上司に確認したりしていた。
最終的に特に問題なく入国したが、やはり陸路はいろいろあるね。
その後シェムリアップに到着し、50セントビールで祝杯。
いやーほんまホッとしたねい。。
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