今回主要な目的地はカンボジア。
彼の国の王立大学(日本で言う東大)の学生さんと、ITエンジニア志望者向けのコンテンツを作りたいと思っている。
その前に行ったことのなかった南ラオス探索に行き、シーパンドンまで南下したのでそのままカンボジアに抜けるという手もあった。
しかしそういうマイナーな国境にはつきもののリスクがある。
そう、ワイロだ。
それが気になって、今回は大きく迂回していつも使うタイ・カンボジアの国境へ向かうことにした。
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というか自分のいたシーパンドンから近い、ラオス側ブンカム/カンボジア側ストゥントレンの国境は、
という悪名高い国境なのであった。
特にラオス側がひどく、$5も要求してくるという。
そして拒否したらパスポートを投げて寄こして、一言
以上!
なんとも気分の悪い国境である。
カンボジア側のほうは$2くらいで、しかもゴネれば諦めてくれるらしいが、それもかなり時間がかかるという。
だから国際バスなどで遅れられない場合はトータル$7むしり取られることになる。
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しかも自分が取ろうとしているのは普通の観光ビザではない。
日本など限られた国向けに発行される1~3年の長期マルチプルビザがあるのだが、その1年のやつを取ろうとしていた。
しかしそれもマイナーな国境で対応できるかは怪しい。
で、それを延長できるって聞いてたんだけど、プノンペンのイミグレ行ってみたらできなかった。
法律上はできるはずなんだけど現場の運用が追っついてないという、カンボジアならではのミラクルを経験した(笑)
お金の要求もそうだが、それ以上にそもそも
となったら完全にお手上げだ。
よう分からんけど金だけ取って、観光ビザ貼っとけ~とかなるクズ役人の顔が目に浮かぶ( ̄▽ ̄
という2つのリスクを回避し、今回は
という大迂回をすることにした。
パクセーとスリンで1泊ずつ、2泊3日の越境旅である。
ちなみにアランヤプラテートは国境に一番近い町で、国境のあるロンクルア市場まではさらに5kmある。
本数は多くないがソンテウがバスターミナルから出ているので15バーツで国境まで移動できる。
ちなみにウボンラチャタニーやスリン近くにも、南に行けばこれまたマイナーなタイ/カンボジア国境は存在する。
が、やはりブンカムと同じリスクがあるようなのでやめておいた。
あとカンボジア入国後の移動もバイタクしかなく、それしかないのでチョーぼったくりだという。。
500バーツ払ってバイクで5時間移動とか、やっとれんよね。
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ポイペトは陸路としてはカンボジア最大の国境であるらしく、バンコクとシェムリアップを繋ぐ国際バスもここを通る。
自分も何度も使った国境である。
が、ここもマイルドではあるがワイロのリスクは全然ある。
しかしそのときはしれっと$5を乗せた価格を要求された。
事前に調べてビジネスの2年マルチは$75だと知ってたのだが、つい「いくら?」と聞くと$80とぬかす。
ノーノー$75!と主張したら諦めてくれたが、ビザを貼ったパスポートを返すとき、最後に思いっきり力を込めた握手で祝福してくれた(笑)
ビザ申請窓口のところに$30+100バーツと書いた手書きの紙が置いてある(笑)
当たり前のように言われるので知らないと払ってしまうと思う。
知ってても面倒で払ってしまう人もいると思うが、できたら甘やかさんほうがええんとちゃうかなあ。。
で、今回も
「え、$50でしょ?」
「そうだけど、not any more?」
「大変素直でよろしい。。ってなるか!ノーノー!」
といったやり取りがあり、断ったらその後はすんなり手続きしてくれた。
なんだけど今回は前回なかったトラップが新たに現れた。
久々だったので入国審査のビルがどこか忘れてしまい、「スタンプ押すとこどこ?」と役人ぽい制服を着たやつに聞いたのが運の尽き。
審査は「ここだ」と近くの警備員ブースのようなところに導かれ、300バーツを要求される(・∀・#)
ブースの中に300バーツを挟んだよう分からん書類を用意してあり、それを見せてくる。
なんだその小道具小芝居!!(・∀・#)
「はぁ?ノーノー!スタンプ押すとこはどこよ?」
「NOマネーNOスタンプだ!」
そう言つつも諦めたのか、入国審査のビルを指差す役人。
あっあれだと思い出し、さっさとその場を去る。
と覚えました。
まあポイペトでは断れば引き下がるのでそのマイルドさは助かる。。いやそもそもトライすんな( ̄▽ ̄
ちなみに今回はシェムリアップで売っているNO MONEY NO HONEYのTシャツを着てたんだけど、それを見てワイロ役人が「そりゃ確かにそうだ!」と笑いだし、一緒に笑いあったりしてホッとした。
そういう意味でもおもしろTシャツっていいですよ。着とけばいろいろなごやか。
向こうに権限はあるので、毅然とというよりあくまで紳士的に朗らかにいきましょう( ̄▽ ̄
というわけで皆さんにおかれましてはここに書いたのを参考に、絶対に余計なカネは払わん!という覚悟で臨んでいただきたい(^_^;)
誰も払わなきゃやつらもいつか諦めてやめるはず!
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彼の国の王立大学(日本で言う東大)の学生さんと、ITエンジニア志望者向けのコンテンツを作りたいと思っている。
その前に行ったことのなかった南ラオス探索に行き、シーパンドンまで南下したのでそのままカンボジアに抜けるという手もあった。
しかしそういうマイナーな国境にはつきもののリスクがある。
そう、ワイロだ。
いつも使う、カンボジア最大の陸路国境 |
それが気になって、今回は大きく迂回していつも使うタイ・カンボジアの国境へ向かうことにした。
■ワイロが横行する陸路国境
新興国のマイナーな陸路国境は、残念ながらまだまだワイロのリスクが高い。というか自分のいたシーパンドンから近い、ラオス側ブンカム/カンボジア側ストゥントレンの国境は、
- ラオス側・カンボジア側ともにワイロを要求してきて
- しかも拒否できない
という悪名高い国境なのであった。
特にラオス側がひどく、$5も要求してくるという。
そして拒否したらパスポートを投げて寄こして、一言
”Go away”
以上!
なんとも気分の悪い国境である。
カンボジア側のほうは$2くらいで、しかもゴネれば諦めてくれるらしいが、それもかなり時間がかかるという。
だから国際バスなどで遅れられない場合はトータル$7むしり取られることになる。
■ワイロでも回避できない?ビザ運用のリスク
しかも自分が取ろうとしているのは普通の観光ビザではない。
日本など限られた国向けに発行される1~3年の長期マルチプルビザがあるのだが、その1年のやつを取ろうとしていた。
しかしそれもマイナーな国境で対応できるかは怪しい。
現場が法律を理解してない?
というか自分は前に2年の長期ビザを取っていた。で、それを延長できるって聞いてたんだけど、プノンペンのイミグレ行ってみたらできなかった。
看板だけは麗々しいプノンペンのイミグレ |
更にリスクが高い陸路国境
で、そういう首都ですらちゃんと運用できていない特殊なビザを、そんなマイナーかつ悪辣な国境で申請したらどうなるかなんてもう分かったもんじゃない。お金の要求もそうだが、それ以上にそもそも
ナニソレ?知らんよそんなん?
となったら完全にお手上げだ。
よう分からんけど金だけ取って、観光ビザ貼っとけ~とかなるクズ役人の顔が目に浮かぶ( ̄▽ ̄
■2つのリスクを回避せよ
というわけでこの- ワイロ要求
- 辺境の役人がビザ運用を分かっていない
という2つのリスクを回避し、今回は
- シーパンドンからパクセーまで戻り
- 国際バスでバーンテオ(ラオス側)/チョーンメック(タイ側)のボーダーからウボンラチャタニーに抜け
- さらにバスでスリン→アランヤプラテートと移動して
- カンボジアのポイペトに入る
という大迂回をすることにした。
パクセーとスリンで1泊ずつ、2泊3日の越境旅である。
ウボン名物?トンガリ国境ビル |
ちなみにアランヤプラテートは国境に一番近い町で、国境のあるロンクルア市場まではさらに5kmある。
本数は多くないがソンテウがバスターミナルから出ているので15バーツで国境まで移動できる。
ちなみにウボンラチャタニーやスリン近くにも、南に行けばこれまたマイナーなタイ/カンボジア国境は存在する。
が、やはりブンカムと同じリスクがあるようなのでやめておいた。
あとカンボジア入国後の移動もバイタクしかなく、それしかないのでチョーぼったくりだという。。
500バーツ払ってバイクで5時間移動とか、やっとれんよね。
■ポイペトでもあるワイロ要求
ポイペトは陸路としてはカンボジア最大の国境であるらしく、バンコクとシェムリアップを繋ぐ国際バスもここを通る。
タイ側国境でこれから始まる攻防に向け気合を入れる |
自分も何度も使った国境である。
が、ここもマイルドではあるがワイロのリスクは全然ある。
しれっと追加を乗せてくる
ポイペトは以前2年マルチを取ったところだったので、少なくとも長期マルチが取れないことはないだろう。しかしそのときはしれっと$5を乗せた価格を要求された。
事前に調べてビジネスの2年マルチは$75だと知ってたのだが、つい「いくら?」と聞くと$80とぬかす。
ノーノー$75!と主張したら諦めてくれたが、ビザを貼ったパスポートを返すとき、最後に思いっきり力を込めた握手で祝福してくれた(笑)
ワイロ役人と攻防する
そのときはだまーってワイロ分を乗せてきたが最近はまた違うようで、普通にビザ代と別に100バーツを要求してくる。ビザ申請窓口のところに$30+100バーツと書いた手書きの紙が置いてある(笑)
当たり前のように言われるので知らないと払ってしまうと思う。
知ってても面倒で払ってしまう人もいると思うが、できたら甘やかさんほうがええんとちゃうかなあ。。
で、今回も
「え、$50でしょ?」
「そうだけど、not any more?」
「大変素直でよろしい。。ってなるか!ノーノー!」
といったやり取りがあり、断ったらその後はすんなり手続きしてくれた。
入国審査前にニセ審査ポイント
で、ビザを何とか取得し、後は入国。なんだけど今回は前回なかったトラップが新たに現れた。
久々だったので入国審査のビルがどこか忘れてしまい、「スタンプ押すとこどこ?」と役人ぽい制服を着たやつに聞いたのが運の尽き。
審査は「ここだ」と近くの警備員ブースのようなところに導かれ、300バーツを要求される(・∀・#)
ブースの中に300バーツを挟んだよう分からん書類を用意してあり、それを見せてくる。
なんだその小道具小芝居!!(・∀・#)
本当に毎回何かが起こる |
「はぁ?ノーノー!スタンプ押すとこはどこよ?」
「NOマネーNOスタンプだ!」
そう言つつも諦めたのか、入国審査のビルを指差す役人。
あっあれだと思い出し、さっさとその場を去る。
■ワイロはフレンドリーに断ろう
そんなわけで、とにかくカンボジア国境では、- 必要最低限のことを粛々とやること!
- なるたけ役人に関わらないこと
と覚えました。
まあポイペトでは断れば引き下がるのでそのマイルドさは助かる。。いやそもそもトライすんな( ̄▽ ̄
ちなみに今回はシェムリアップで売っているNO MONEY NO HONEYのTシャツを着てたんだけど、それを見てワイロ役人が「そりゃ確かにそうだ!」と笑いだし、一緒に笑いあったりしてホッとした。
そういう意味でもおもしろTシャツっていいですよ。着とけばいろいろなごやか。
向こうに権限はあるので、毅然とというよりあくまで紳士的に朗らかにいきましょう( ̄▽ ̄
というわけで皆さんにおかれましてはここに書いたのを参考に、絶対に余計なカネは払わん!という覚悟で臨んでいただきたい(^_^;)
誰も払わなきゃやつらもいつか諦めてやめるはず!
これからカンボジア行くものです。とても参考になりました。
返信削除賄賂要求には断固抗議しようと思ってましたが、にこやかに断ると案外引いてくれるみたいですね!
ここでの立ち振舞、国境超える時に是非真似します!
お役に立ったようであればうれしいです~~^^
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