プノンペン、安宿から63stをそぞろ歩く

自分はプノンペンでは基本、リバーサイドの$3ドミトリーに泊まるのだが、たまにもっと南の$5ホステルに移る時がある。

シアヌーク通り以南のエリアは日本食レストランが点在するので、その辺を散策したいときなど便利なのだ。

いつも泊まるのはこの↓どちらか。どちらもプール付きで、東西に伸びるst.222にある。

ベース ヴィラ (Base Villa)
ラブリー ジャブリー ヴィラ (Lovely Jubbly Villa) 

周囲は賑やかな界隈ではないが、困らない程度にお店はある。近くの大きな通りは南北に伸びるst.63で、ご飯どきなどぶらぶら歩く。

お気に入りは、プノンペンの知り合いに教えてもらったこのローカルレストラン。st.222あたりからst.63を南下していくとある。


おすすめメニューはナスとそぼろの煮たやつ!カンボジア料理で一番うまいと思うのだが、中でもここのはMSGが少なめなのかかなり美味しい。日本の焼きナス思い出す味ね。


焼き茄子状態(左)で仕込んであるのを、頼むとそぼろと煮てくれます(右)。一度焼いてある一手間のおかげで香ばしくてウマい!^^

ただウマい分ちょっとだけ値段は高く、ご飯とセットで$1.75だったかな。安い路上店なら$1なのです。

その北向かいにはPHNOM PENH MARKETというコンビニみたいのが。準ローカルなエリアなので、夜はローカル商店が閉まってしまう中ここだけは開いてて助かる。


ただ個人商店より微妙に品物は高い。というか個人商店が安いので、ここは標準的な価格って感じ。

st.63を南下すると左手にこの赤い看板の店があって、ここは昔ながらの価格で缶ビールなどを売っている。

最近は小さな商店ですらアンコール缶ビールが3,000リエル($0.75)に値上がってしまったが、ここは今も$0.5で売ってくれるのだ!


st.63は屋台もちょっとだけ出てる。


1本1,000リエル($0.25)~。カンボジアはBBQ屋台にカエルがあるのが特徴です(^_^;)

カエル、びろーんと足を伸ばしていて、元のフォルムそのままなのが実にアレだ。。


夜も少しだが屋台が出ている。準ローカルなエリアなので見ての通りけっこうな真っ暗感。

さらにst.63を南下していくとシアヌーク通りに交差し、その大きな通りを超えていくと日本人エリアに差し掛かってくる。丸亀製麺とかもあるよ^^

このst.63、昔は怪しい界隈だったと聞く。どう怪しかったのかは、検索してみてください。今はそんな面影を1ミリも感じさせない、のんびりしたエリアとなった。

というかどこもそもそもはのんびりした界隈なんだよね。プノンペンもバイクで20分も離れれば、この通り↓の素朴で、かつ超・美しい農村地帯になる。


プノンペンではこれがコンクリのミニビルが立ち並ぶ、あの埃っぽい街区に変わり、そこに貧しい農村やベトナムから連れてこられた女性たちがいて、さらに今はどこかに追いやられた。

プノンペンの王宮もこの風景の中にそびえていたわけで、往時はいかにあれがすごいものであったか想像を掻き立てられる。

近代的な街を建設することで王宮の価値が上がったのか下がったのかは、一考の価値があるんでないかな。

カンボジアも経済発展して、どんどん様変わりしてゆく。いいことも、そうでないことも渦巻かせながら――。


関連リンク:
風土と街と近代と、愚図なやつらばっかじゃないぜ
カンボジアの農と食と、未来について考えた


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