【2017年12月】厳しくなったカンボジアの長期滞在ビザ、ようやくルールが決定?

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※この記事は2017年時点の話です。その後、2018年の最新情報はこちら。蓋を開けてみるといろいろやりようはあるようです。

>> 【2018年8月】厳しくなったカンボジアの長期ビザ延長は、結局みんなどうしてるのか?~EG、リタイアメント、ビジネス~
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9月から急に厳しくなり、ワークパーミットが必須になるとアナウンスのあったカンボジアの長期滞在ビザ(ビジネス・ビザ)なのだが、

>> 【2017年】9月からカンボジアの長期滞在ビザが厳しくなるよ

その後イミグレの説明が2転3転し、結局どうなるのかがよくわからなかった。

これからも長期滞在は可能なのか?

6ヶ月/1年のマルチEBは初回延長だけはワークパーミット無しでOKだの、申請してダメだった場合は代わりに6ヶ月EG(求職用ビザ)で返ってくるだの、いろんな話が怪文書のようなイミグレの通知とともに現れては消えた。

ルールがころころ変わり、そのとき申請した人は待った挙句にパスポートを突っ返されたりとけっこう翻弄されたそうな。9月以前に更新時期が来た人はラッキーですな。

そしてこのほど、ようやく安定的なルールが決まったようなのでまとめておく。例によってネットと伝聞でしかないので、最後は自分で確認してね。

■1ヶ月・3ヶ月シングルは普通に延長可能

まず前に聞いた話と同じなのは1ヶ月と3ヶ月シングルのビジネス・ビザ。これなら在職証明ナシでアライバルの1ヶ月ビジネス・ビザから延長できるという。

この2種類のシングル・ビザは再延長も可能で、延長回数の制限も特にないようだ。イミグレの気分次第かもしれないが。。

ちなみに1ヶ月$50くらい、3ヶ月で$80くらいらしい。くらい、というのは代理店によるみたいなのです。

ただこれらのビザも本来は仕事するためのビジネス・ビザであるので、ワークパーミットが無いのを見つかったときの罰則(確か日数×$10!)が適用されないかどうかはわからない。

また、シングルなので一度出国したら無効となりまた取り直しで、使いにくくもある。

その後ルールがさらに厳しくなり、3ヶ月延長にも在職証明が必要となったようです。よって書類無しで延長できるのは1ヶ月のみで、そちらは一応無制限に更新できる模様。ただ、1枚で1ページ使ってしまうカンボジアのビザだとあっという間にパスポートが埋まってしまうという意味でも、費用的にも、1ヶ月延長を繰り返すのは非現実的でもあると思われます。

■これからは6ヶ月マルチEG+ビザランがデフォルトに?

ではマルチの長期はというと、冒頭ちょっと書いたEGビザというのが書類無しで申請できるらしい。これは6ヶ月マルチの求職活動用のビザで、更新は不可。

$165くらいで、GはGeneralのGだそうな。

これを使うなら、最初に取る1ヶ月のビジネス・ビザと合わせてつごう7ヶ月は連続滞在できる。マルチなので途中で出国したければできるのもいい。

ただ再延長はできないので、その間に仕事を得て在職証明書をゲットせねばならない。たぶんその後はビジネス・ビザに切り替えて滞在し続けることができるんだと思う。

ビザが切れる7ヶ月後までに就職(あるいは起業)しなかった場合は、もちろんいったん出国しなければならない。

フリーランサーの長期マルチ取得は基本ムリ

上記のビザ以外、例えばこれまで普通に取れていた6ヶ月や1年マルチのビジネス・ビザは申請に在職証明書の提出が必要となる。

在職してる以上、ビザとは別にワークパーミットを持ってるのは前提だが、それがビザ申請時に提出が必要かは不明。なんとなく要らなそうな。。でもチェックされたときに無いとけっこうなトラブルになると思うのでちゃんとやりましょう(^_^;)

またワークパーミットはフリーランサーには基本的に降りないらしく、これら長期マルチのビジネス・ビザを取るには正式に登録したビジネスを始めるか、就職するしかない。


その上で社印や責任者のサイン付き在職証明書を会社に出してもらい、ビザを申請し、もちろんその前にワークパーミットも取り、、とかなり面倒だ。あと在住の登録とその証明もいる、みたいな話もある。

なんというか、簡便に税金を取りやすい会社にみんな所属しろ、管理しやすくなれって感じかな。そして面倒は個人が背負い、ついでにお金も出せと。

ザ・近代国民国家って感じである(^_^;)

いろいろ厳しくなって面倒ということで、他の国に移るのを検討している人もいるみたいよ。

■入出国も厳しく?

イミグレはボーダーでも厳しくなっている印象で、この11月にタイに出国しようとした際、ポイペトのイミグレで初めて質問を受けた。


自分のビザは1ヶ月に1回でなければならない、安い1年マルチのビザなのだが、担当した職員がパスポートを持っていって他の職員と何か話しだした。

その後もどってきて、

「1ヶ月もカンボジアで何してる?」

「カンボジアではどこに滞在した?」

と質問される。

普通にトラベル、とかプノンペンとか答えたのだが、最後に何かわからないことを訊かれてわからないよ?という顔をしたら、もういいや、行けとなった。

正式にビザを持ってルール通りに出国するのに、しかも入国ではなく出国時に何かを疑われるというのは他の国を含めても初めてで、かなりビビった。

スタンプもいっぱいあるし、これは再入国も面倒かな。。とウンザリしていたのだが、入国(またポイペト)は何の問題もなくスンナリであった。まあ担当次第なんだろうね。

■安定運用はまだ先?

というわけでイミグレ周りは正直、まだまだ安定運用とは程遠い状況に思う。

多くの人が使うことになりそうな6ヶ月EGビザもビザランできるのか、もう十分だろう、と再入国を断られることがあり得るのか、まだまだ予断を許さない。

てゆーかビザの趣旨的に「どんだけ就職活動しとんねん!ほんまにそれが目的か?(ヤミで)仕事しとんちゃうか?」というツッコみはしたくなるところだろう。

これはもうビザが切れる半年後のぶっつけ勝負になるしかなく、そのとき初めてイミグレのスタンスが分かることになる。

また長期滞在にはリタイアメントのERビザもあるらしいのだが、貯金額や年金収入の額などリタイアメント・ビザにありそうな条件がまったくわからない。

知ってる人、教えてくださいm(_ _)m

とりあえず6ヶ月マルチのEGビザで延長するのが一番ラクそうに思うのだが、絶対出国しないなら3ヶ月ビジネスを更新し続けるのもアリなのかもしれない。値段的にはどっちでもほぼ変わらない。


関連リンク:
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