バンコク→シェムリアップのバス移動は、カオサン・バスでなくてもボッタクリイベント満載という話(2)~カンボジア国境編~

そんなわけでバンコク発シェムリアップ行きバス、ボッタクリはいよいよ佳境に(・∀・)

国境の向こうには、幾多のボッタクリイベントが待ち構えていた。。

タイ側でいろんな嘘話を吹き込み、それを信じた無垢な旅行者から、カンボジア側で両替やタクシー斡旋でマージンを取ろうとする、その手口を順を追って説明しよう( ̄▽ ̄

まずは国境→シェムリアップ行きタクシーを売り込むところから(^_-)-☆


■タクシーはほんのちょっとの出費で超絶ラクチンだぞ作戦

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ガイドの説明によれば、バスはローカル客が集まるまで出発できず、さらに途中でローカル客を乗降させるので出発後に5時間もかかり、しかも町から11kmも!離れたターミナルに着くという。さらにそこからトゥクトゥク代やらがかかり高くついてしまう。

それがタクシーなら一人300バーツで2時間、しかもホテルまで行ってくれる。

そう言われるとそりゃーどうするか迷いが生じてくる。1,000円くらいでそこまで違うなら。。

ターミナルからのトゥクトゥクも、11kmも乗せてもらったら$5くらいは請求されるかもしれない。したらワンコインの違いで全然ラクってことになるよなあ。。

まあでも既にバスは通しで買ってるわけだし、遅くなるのはもう諦めよう。トゥクトゥクも交渉して、みんなでシェアすればもっと安く行けるかもしれないし。

Bimboの民である自分はそう覚悟したのだが、他のガイジンさんたちもそこは同じだった模様。

カンボジアに入国し、ターミナルへの無料シャトルに乗る前にガイジンさんたちにタクシーの話をしてたみたいだが、それには誰も乗らずじまい。シャトルも来たのでガイドも諦め、全員ターミナルへ移動。

ちなみに最初のビザのときに俺は旅慣れてると勘づかれたらしく、常に俺とは距離を保っていた。いろんなオファーは全て無垢なガイジンさんに仕掛ける。なんとも賢いというかなんというか。。

あ、お気付きと思いますが、この「バスはえらい大変だぞ」情報はもちろん全部嘘ですよ( ̄▽ ̄

■ローカル客が来るまでバスは出ないぞ作戦

そしてターミナルでは事前のトークの通り、タクシーじゃないからローカル客が集まるまで待たなあかんで~と待たされる。しかしこれもである可能性が高い。

その時点で午後5時半を過ぎており、前回来たときもそうだったがバス業者のブースはもう誰もいない。


だからブースを出している正規?の業者のバスは使えないのだが、そこを狙って白タクっぽいバンがいっぱいたむろっていて、人数さえ集まれば正規のバスとほぼ同じ値段で行ってくれるのである。そもそもバンコクを朝に出発したら、たいていそんな時間になるのだ。

そしておそらく、このジョイント・チケットは、べつに正規のバスを押さえているわけではなく、この提携のガイドにその場でバンを探させているか、いつも使ってる提携のバンを待たせているのである。

ということは?そう、入出国に1時間しか待てまへんで~~というのが、まったく意味が無いことが分かる。別にこのチケットを買った乗客を待っている定時バスがあるわけではないのだから!

そして人数も十分なので、別に他の客を待つ必要もなく、たむろってるバンに声を掛ければすぐ出れるはず。なのになぜ他の客を待たんと出発でけん、などと言うのか?今さらまたタクシーを売り込むわけでもないだろう。なのになぜ?

それには2つの効果があって、

  • まずその間に、時間あるしこの間に!と提携と思われる両替屋に連れていく
  • ローカル客を乗せないバスを特別に見つけたから、その分割高になっちゃうよ!と微妙に上乗せする言い訳にする

という1粒で2度おいしい作戦なのである!

実際何人かのガイジンが、カンボジアのATMが$10も手数料取ると思わされて、タイ側でバーツを下ろしている。そしてここで両替屋に連れて行かれるわけである。

この謎の「バスはローカル客も乗せるよ」トークの意味に後で気づき、なるほど!と感心し呆れたものである( ̄▽ ̄

■このバスは追加で100バーツだ作戦~そしてブチ切れへ~

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そしてめでたくガイジンさんが(おそらく)ボッタクリの両替屋から帰還後、なぜかすぐに行ってくれるバンが見つかる( ̄▽ ̄
ボッタクリイベントが済んだので無事釈放というわけだ。

攻防の舞台はカンボジア側ターミナルへ

しかし先の1粒で2度おいしい作戦は続行中であり、乗る直前になって「これはローカル客を乗せないよう特別に交渉したので一人100バーツだ」と追加料金を請求しだすガイド。タクシー斡旋も空振った今、これが最後の稼ぐチャンスなのだ。

いろいろとおかしい、おかしい、、と何となく感じ続けてきた乗客がここでついにガイドの本心に気づく(遅いわ)。

ハァ?!何だそりゃ?!バンコクで全部払ったろうが!!

ブチ切れるフレディ・マーキュリー。身長2mのガイジンが険しい顔で半分くらいの身長のおっさんを見下ろしている。

他のイタリア人も

もうええ!お前とはこれまでや!俺らはタクシーで行く!

と立ち去ろうとする。

いま会社に電話することもできんだぞ!?

とアップで迫るフレディに、ガイドはあっさり降参して「じゃいいよ追加ナシで。。」

イタリア人たちはドライバーにも「金は払わんぞ!」と迫っていたが、ガイドが「まってまって、彼は英語分からんから。。」と間に入っていた。

ちなみにこの「ドライバーは英語分からん」も前フリだった可能性があり、あそこまで追い詰められながら最後の最後までやつは仕事人であった( ̄▽ ̄

身長2mが、言わんかったら取ろうとしてるのがチョーpiss offだ、とぶつぶつ毒づいていた。

そんなこんなでやっと国境を出発し、シェムリアップへと向かうのだが、そこでも延々とボッタクリのトライは続くのであった( ̄▽ ̄


関連リンク: バンコク→シェムリアップのバス移動は、カオサン・バスでなくてもボッタクリイベント満載という話(1)~タイ側国境編~
バンコク→シェムリアップのバス移動は、カオサン・バスでなくてもボッタクリイベント満載という話(3)~シェムリアップ編~
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